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Skyline Drive — Little Boxes

drive-by — 世界に「Little Boxes」を生んだ、そっくりな家が並ぶ丘。

Skyline Drive — Little Boxes
Photo credit: © OpenStreetMap contributors (CC BY-SA 2.0). All image credits.

Key facts

Narration transcript

坂を上りながら、左手の丘を見上げてみてください。ほとんど同じ形の家が、何列も何列も、パステルカラーで斜面を段々に上っていきますね。あなたが今見ているのは、世界でも指折りの有名な抗議の歌が生まれた場所です。しかも、作った本人が見たのと、まったく同じ眺めなんですよ。

ここは Westlake(ウェストレイク)。Henry Doelger(ヘンリー・ドールガー)という人が建てました。戦後、San Francisco はどうにも解決できない住宅不足を抱えていて、Doelger はこの下の古い農地を千三百エーカーほど買い取り、まるごと一つの郊外の街をつくったんです。間取りは使い回し、材木は自前の製材所から。あまりに速く建っていくので、人々は彼を「住宅界の Henry Ford」と呼びました。一九四八年から六〇年代の初めにかけて、この裸の丘はすっかり埋まっていったんです。

一九六二年、Malvina Reynolds(マルヴィナ・レイノルズ)というフォークシンガーが、夫の運転で Daly City を通り抜けていました。La Honda での集まりへ、南に向かう途中です。彼女はこの丘を見上げて — ちょうどこの眺めですよ — 夫にこう言いました。「運転を代わって。歌が降りてきそう」。着く頃には、もう「Little Boxes」ができあがっていました。丘の上の小さな箱、安っぽい材料でできた小さな箱、そしてどれもこれもそっくり同じ。Pete Seeger(ピート・シーガー)が録音してヒットさせ、この歌は戦後の画一化を指す言葉として、世界じゅうに広まりました。

彼女の娘さんが好んで語った、面白いオチがあります。記者たちが「これぞ」という小さな箱を撮ろうと探しに来た頃には、丘はあまりに完全に建て込んでいて、どの家のことを言っていたのか、誰にも分からなかったんです。そして今は? この慎ましい箱たちは、一軒ゆうに百万ドルを超えます。歌は「安くてそっくり」とばかにしたのに、市場は「かけがえがない」と決めたわけですね。車を降りてひと息つけたら、彼女自身の録音をぜひ聞いてみてください。リンクは、このスポットのページにありますよ。

Song heard here