Urban Wine Trail block
倉庫の試飲室が Santa Barbara 郡のワインを海辺へ運びました——そして一本の映画が、それに火をつけたんです。
Key facts
- Santa Barbara 郡の Urban Wine Trail は、谷で育ったワインをダウンタウンの倉庫の試飲室へ運びます
- トレイルは2000年代初めに広がり、2004年の映画 Sideways がワイン観光を一気に加速させました
- 1962年創業の Santa Barbara Winery は、郡で最も古いワイナリーです
- 現在の特定の試飲室を名指ししたり推奨したりはしていません——ワインはあくまで歴史として語っています
Narration transcript
この区画を歩いていくと、またあのシャッター式の扉が並んでいますね。でも看板を読んでみてください。その半分くらいがワイナリーなんです。ここが、Urban Wine Trail(アーバン・ワイン・トレイル)と呼ばれるものの中心。これが本当によくできた発想なんですよ。Santa Barbara の郡はたくさんワインを造っていますが、ぶどう畑は谷あいにあって、車でしばらくかかります。そこで、ワインのほうを海辺に持ってきたんです。造り手たちがこの安い倉庫の一角を借りて試飲室に変え、車がなくても、この港のそばで郡のワインを味わえるようにしたんですね。
このトレイルがかたちになったのは二〇〇〇年代の初めごろです。そして二〇〇四年、思いがけない大きな贈り物が届きました。ここ Santa Barbara の郡のワイン産地を舞台にした、Sideways(サイドウェイ)という映画です。この映画が、この地域をほとんど一夜にしてワインの目的地に変えてしまいました。この地区もその波に乗って、かつて材木や青果を収めていた倉庫が、今では樽や試飲カウンターを収めているんです。
ちなみに、郡のワインでいちばん古い名前は、一九六二年までさかのぼります。これがまったくの新顔ではなく、ただこの海辺にあらためて集まってきただけだ、という証しですね。
味わうのは、あなた自身のその日の楽しみに取っておきましょう。これは歴史をたどる散歩であって、ワインリストではありませんから。物語にとって大事なのは、もう出会ったあのパターンです——Funk Zone の安くて工業的だった使い道が、また一つ、人がわざわざ訪ねてくるものに変わった、ということなんですね。
そのまま Helena(ヘレナ)と Mason(メイソン)の方へ進みましょう。この地区が、壁の上で自分の物語を語っている場所へ。