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La Arcada Court
建築として造られた商売。一九二六年のアーケードに、ブティックと亀の噴水とブロンズのいたずら。
Key facts
- 一九二六年開業。設計顧問は Myron Hunt。一九二五年の地震で失われた教会の跡地に建ちました
- 二十軒以上のブティック、ギャラリー、レストランが入る、屋根のないスパニッシュ・コロニアルのアーケード
- 亀の噴水と、遊び心のあるブロンズ彫刻。いくつかは彫刻家 Bud Bottoms の作品です
- 商売のための建築として建てられた、買い物の舞台装置。地震のわずか一年後のことでした
Narration transcript
歩道から一歩、La Arcada(ラ・アルカーダ)の中へ入ってみてください。今、何が起きたか、気づきましたか。車の音がすっと引いて、光がやわらかくまだらになって、瓦とアーチの小さな店先が並ぶ、屋根のない小道に出ましたね。奥のどこかには、噴水もあります。これは、たまたま店で埋まった古い通り、ではないんです。むしろ逆で、一九二六年に、まさにこの姿になるように、いっぺんに造られたものなんですよ。
だからこそ、この場所はこの散歩にぴったりなんです。La Arcada は、地震のたった一年後に建ちました。建築家の Myron Hunt(マイロン・ハント)とともに設計され、地震で倒れた教会のがれきの上に造られたんです。ねらいは、ただ一つ。買い物を、スペインの小道をぶらぶら歩くような気分にすること。中庭を囲むように専門店やギャラリーが二十軒以上も並んでいて、何かを買うという行為そのものに、ちょっとした演出がついてくるんですね。建築として造られた「商売」です。今のアメリカで、テーマ仕立ての屋外モールを歩くとき、あなたは La Arcada の孫たちの中を歩いているんですよ。
わざと置かれた、小さな楽しみを探してみてください。亀の噴水があって、中庭のあちこちには、遊び心のあるブロンズの人形が散らばっています。その多くは、Bud Bottoms(バド・ボトムズ)という地元の彫刻家の作品です。ふと出くわすように置かれた、金属でできた小さな冗談なんですね。ベンチに座ったビジネスマン。思いがけない場所にいる生きものたち。ここは、ショーウィンドウをのぞくだけじゃなくて、下を見たり、まわりを見回したりすると、ちゃんとごほうびがある場所なんです。
ひとしきり歩き回ったら、State Street に戻って、内陸側へ一区画、Anacapa Street(アナカパ・ストリート)へ渡りましょう。この造り直された町の最高傑作が、その一区画先で待っているんです。County Courthouse、郡庁舎です。