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County Courthouse & Sunken Garden
建て直しの最高傑作。くぼんだ庭を見下ろす、スペインのお城のような郡庁舎。
Key facts
- 一九二九年に完成・落成。William Mooser III による、スペイン・コロニアル/アンダルシア様式の設計です
- 同じ場所にあった一八七二年の郡庁舎に代わって建ちました。旧庁舎は一九二五年の地震で損傷しました
- アメリカでいちばん美しい公共建築のひとつ、とよく呼ばれます
- 高さ約二十六メートルの時計塔「El Mirador」には、無料の展望台があります
- Sunken Garden は、取り壊された一八七二年の郡庁舎の輪郭をなぞっています
Narration transcript
敷地の中に入って、まずはこの建物を、少しのあいだ、ただ眺めてみてください。いくつものアーチ、瓦の塔、白い壁の大きな広がり、そして目の前には、一段低くなった芝生の大きな庭。これが Santa Barbara County Courthouse、郡庁舎です。このツアーに、いちばんのごほうびが一つあるとすれば、それがここなんですよ。町の決断、つまり「なにもかもスペイン風に建て直す」という決断が、本当に見事なものを生み出した、その瞬間だからです。
あの地震を思い出してください。地震は、店を壊しただけじゃないんです。ちょうどここに建っていた、一八七二年の古い郡庁舎も壊してしまいました。そのかわりに一九二九年に完成したのは、そっけない役所の箱、ではありませんでした。これ、なんです。時計塔と手描きの天井まで備えた、スペイン・アンダルシア風のお城です。ある高名な建築家は、これを「これまでに建てられた中で、いちばん壮大なスパニッシュ・コロニアル・リバイバルの建物」と呼びました。そしてあなたも、アメリカでいちばん美しい公共の建物のひとつ、と呼ばれるのを耳にするはずです。ただの郡の庁舎が、ですよ。町が、自分で選んだ見た目を、どれだけ本気で考えていたか、ということなんですね。
ここでは、実際にできることが二つあります。まず、あの塔。El Mirador(エル・ミラドール)です。無料で上まで上がれて、てっぺんに立つと、ぐるりと一周、赤い屋根、海、山、そして作りものの町ぜんぶが、足もとに広がって見えるんですよ。二つめは、今あなたが立っている、その足もとの地面です。この芝生のくぼみは Sunken Garden(サンクン・ガーデン)と呼ばれていて、そこに残る石のラインが、地震で倒れたあの古い郡庁舎の土台を、だいたいなぞっているんです。新しい町は、文字どおり、古い町の上に建っているんですね。
庭では、どうぞゆっくりしてください。準備ができたら、敷地を出て Anacapa Street を南へ、Canon Perdido Street(キャニオン・ペルディード・ストリート)の方へ下っていきましょう。次のスポットは、ここまで見てきた何よりも古くて、このツアーの言いたいことを、そっくり証明してくれるんです。