Willis Tower
25年間、世界一の高さを誇ったビル。
Key facts
- 1973年完成
- 以前は Sears Tower と呼ばれていた
- 高さ約442メートル、110階建て
- 25年間、世界一高いビルだった
- 9本の角柱を束ねた「バンドルド・チューブ」構造
Narration transcript
右手を、ずっと上まで見上げてみてください。堂々とそびえる Willis Tower(ウィリス・タワー)です。多くの人にとって、シカゴでいちばん有名な建物ですね。一九七三年に完成してから、それから二十五年ものあいだ、世界でいちばん高い建物でした。空に向かって約四百四十メートル、百十階建てなんですよ。人生のほとんどの期間、もともとの名前 Sears Tower(シアーズ・タワー)として知られていました。巨大な小売会社 Sears(シアーズ)のために建てられたんです。その設計は、技術者の Fazlur Rahman Khan(ファズラー・ラーマン・カーン)による画期的なアイデアでした。一本の塔と考えるのではなく、九本の四角い筒——角柱を、まるで手に握った四角い鉛筆の束のように、しっかりまとめたものだと思ってください。いちばん下では九本すべてがいっしょに立ち上がりますが、上にのぼるにつれて、筒はそれぞれ違う高さで止まって離れていきます。だから、てっぺんはあの独特の、段になった切り込みのあるシルエットになっているんですね。筒を束ねたことで、風にとても強くなったんですよ。ご家族へのおすすめ。いちばん上の近くには 「The Ledge(ザ・レッジ)」という有名なガラスの張り出しがあります。勇気ある人は、透明な床の上に足を踏み出すんです。足の下には空しかありません。地上四百メートル以上のところでね。