Civic Opera House
巨大な玉座のような形をした、壮麗なオペラハウス。
Key facts
- 1929年完成
- 電力王サミュエル・インサルが建てた
- 「インサルの玉座」の愛称で呼ばれる
- 客席は約3,500席
- アール・デコ様式、Lyric Opera of Chicago の本拠地
Narration transcript
今、右手にそびえているのが、堂々とした Civic Opera House(シビック・オペラ・ハウス)です。一九二九年に完成して、Lyric Opera of Chicago(リリック・オペラ・オブ・シカゴ)の本拠地になっています。これは、Samuel Insull(サミュエル・インサル)という力のある実業家の夢でした。街の電力会社を経営していて、オペラが大好きだったんですよ。彼はこの巨大な石灰岩の塔を、優雅なアール・デコ様式で建てて、川沿いに堂々とした柱を並べました。有名なあだ名の由来になった特徴がこちら。横から見ると、この建物はちょっと大きな椅子のような形をしているんです。真ん中の高い塔が背もたれ、両脇の低い翼が肘掛けのように見えるんですね。インサルが建てて、玉座のように見えることから、人々は「インサルの玉座」と呼ぶようになりました。しかも、わざと湖に背を向けて建てさせた、という話も残っているんですよ。インサルにとっては残念なことに、オペラハウスが開いたちょうどそのとき、株が大暴落して、彼の財産は崩れ去ってしまいました。それでも、彼が遺した美しい建物は、今も音楽で満たされていて、約三千五百人を迎え入れています。ご家族へのおすすめ。中に入ると、ロビーは大理石の柱ときらめくシャンデリアの、息をのむような大広間なんです。もし公演を見に来ることがあったら、ぜひのぞいてみてくださいね。