River City
「とうもろこし」の建築家による、川沿いをうねるコンクリートの「蛇」。
Key facts
- 1986年完成
- 設計:バートランド・ゴールドバーグ
- Marina City と同じ建築家
- S字にうねるコンクリートの形
- 屋内の専用マリーナを囲むように建てられた
Narration transcript
右手に見えてくるのが、とても珍しい、うねるようなコンクリートの建物 River City(リバー・シティ)です。さっき見た「とうもろこし」タワーを思い出したとしたら、それは偶然ではないんですよ。同じ想像力ゆたかな建築家、Bertrand Goldberg(バートランド・ゴールドバーグ)が設計して、一九八六年に完成しました。今度は背の高い丸い塔ではなく、ゴールドバーグは低く長くいって、川岸に沿ってうねる S 字型の建物をつくったんです。まるで巨大なコンクリートの蛇か、リボンのようですね。ゴールドバーグは、退屈な直角やまっすぐな線が好きではありませんでした。流れるような、自然な曲線を愛していて、その方が中で暮らす人にやさしいと感じていたんです。River City も、彼の「街の中の街」のひとつでした。アパートやお店、それに専用のマリーナまで中にすっぽり収まっていて、住人は自分の船を係留できたんですよ。丸みのある窓と、曲線を描くバルコニーが、波のようなやわらかい雰囲気を生んでいて、ダウンタウンの鋭いガラスの箱とはまるで違います。ご家族へのおすすめ。この建物ぜんたいが、川そのもののようにどう曲がりくねっているか、お子さんと探してみてください。それから、Marina City の丸いとうもろこしと比べてみましょう。同じ建築家の、まるで違う、でもどちらも遊び心たっぷりのアイデアですよ。